近年、SNSやテレビで「パパ活」という言葉をよく耳にするようになりました。
2017年にはドラマのタイトルに「パパ活」が使われた程、一般的な言葉として認知されています。
一方で、その正確な意味や実態はあまり知らない、パパ活をしてみたいけれどやり方がわからない……という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パパ活とは一体どのようなものなのか、実態や注意すべきポイントも含め、その全知識をご案内します。
パパ活とは?
パパ活とは、夢や生活のために経済的援助を希望している女性が、経済的にゆとりのある男性とデートをして、その対価としてお手当をもらうという活動です。
ネットでは「P」「P活」「ぴ活」などとも呼ばれています。
これまでにも売春・援助交際・サポなど、富裕層の男性と若い女性が金銭を介して交際する言葉は多くありましたが、パパ活の最も大きな特徴は、「基本的には体の関係なし」であることです。
援助交際との違い
男性との金銭を介したデートは、かつて「援助交際」という言葉で呼ばれていました。
その後、もっとマイルドな表現にしたのがパパ活ですが、今では大人の関係があるかないか、で使い分けられています。
-
- パパ活
デートのみで大人の関係なし、ただしお互いが同意すれば大人の関係あり
-
- 援助交際
基本的に体の関係あり、デートよりセックス重視
ただし、この使い分けを理解していない人もいるので、メッセージなどでのやり取りには注意が必要です。
パパ活をする人の特徴
パパ活をしている女性は、「パパ活女子」「PJ」などと呼ばれています。
パパ活女子の特徴は、大きく分けて3つのパターンに分けられます。
非日常体験を求める高級志向女子
パパ活女子は、ハイレベルなものが好きで自分磨きを欠かさない人、というイメージが強いのではないでしょうか。
実際、パパ活女子には若い男性との交際ではできない体験を求めている女性も多くいます。
こういった高級志向PJは、ハイブランドや美容が好きで、SNSでプレゼントやデートの報告をしているという特徴があります。
夢のため生活のための将来設計女子
今の生活を第一に考える高級志向女子がいる一方で、学費を稼ぎたいから、夢があるから、生活を安定させたいから、という未来の自分のためにパパ活をしている女性も少なくありません。
こうした将来設計女子は、がんばりやで努力家、前向きで勤勉な人が多いのが特徴です。
孤独を埋めたい承認欲求女子
パパ活女子の中には、一人がさみしいから、男性から女性として扱われたいから、という、承認欲求を満たすためにパパ活をしている人もいます。
上京してきて一人暮らしをしている人や、まだまだ女性として扱われたいという既婚者が多いのが特徴です。
パパ活でもらえるお手当相場
パパ活では、デートの内容や年齢によって、お手当の相場が変わってきます。
相場の平均を、表にまとめてみました。
20代 | 30代 | 40代 | |
---|---|---|---|
顔合わせ | 5,000円〜30,000円 | 5,000円〜20,000円 | 3,000円〜 |
食事のみ | 5,000円〜40,000円 | 5,000円〜40,000円 | 5,000円〜 |
デート | 10,000円〜20,000円 | 10,000円〜20,000円 | 5,000円〜 |
大人の関係有 | 30,000円〜100,000円 | 30,000円〜100,000円 | 20,000円〜 |
定期大人の関係有 | 100,000円〜1,000,000円 | 100,000円〜800,000円 | 100,000円〜300,000円 |
なお、パパ活では、「5000円」「1万円」という風に、ストレートに金額を提示することはありません。
1万円を1として、3万円なら3、5000円なら0.5と表現します。
お手当は「その場で、前払い、現金で」が鉄則。デートの前に、あらかじめ条件を決めておくことが大切です。
それでは、それぞれどのようなものかと、お手当の相場について、詳しく紹介していきます。
【顔合わせ】
パパ活アプリやサイトでパパとマッチングしたら、まずは実際に会って話をしてみる「顔合わせ」を行います。
顔合わせはカフェなどで、30分~1時間程度パパと会話し、お互いにフィーリングが合えば次のデートに進むパパ活のファーストステップです。
顔合わせでは、「交通費」という名目でお手当をもらえる可能性があります。相手がパパ活に慣れていると「顔合わせの条件は?」は聞かれますので、その際は「交通費だけ0.5いただけますか?」などと伝えて大丈夫。
もし相手が何も言ってこない場合は、パパ活に慣れていないパパ、もしくは顔合わせだけではお手当なしというパパかもしれません。
パパ活はデートをしないと稼ぐことはできないので、先行投資だと思って無理にお手当をもらわない方が、謙虚な女性だと思ってもらえます。
【食事のみデート】
顔合わせがうまくいくと、次のデートの約束を行います。
パパ活では、デートの大半はパパとの食事になります。顔合わせの際や、顔合わせ後の連絡のやり取りで、食事デートの条件をすり合わせます。
相場は
- 大体1万円程度。
- パパと過ごす時間は、約2~3時間
です。
もし、顔合わせの際にお手当をもらえず、さらに食事デートでも条件を聞いてこないパパの場合は、女性側から条件の確認をする必要があります。
男性は、お金の話をストレートにしたくないもの。そこで、相手とのやり取りの中で「次回の条件は、何か決まっていますか?」などと、パパ側に判断を委ねるのがおすすめです。
もしそれでもパパ側から何も言ってこなければ、パパ活に慣れていないか、お手当を出す気がないかのどちらかです。
その場合は「お食事3でお願いしたいです」とはっきり伝えて、相手の反応を待ってみてください。
【食事以外のデート】
パパ活では、ショッピングやアミューズメントパークなどのデートをすることもあります。
相場は
- 大体2万円程
- パパと過ごす時間は、約3~5時間
です。
少なく感じるかもしれませんが、ショッピングの場合は欲しいものを買ってくれることも多く、前後に食事デートになると別途お手当をくれる可能性もあります。
食事以外のデートで気を付けなくてはならないのが、カラオケやドライブなど、パパと密室で二人きりになること。
人目がなくなると、パパからセクハラを受けたり体を触られたり、場合によっては望まない体の関係を持たされたりという危険が伴います。
顔合わせから間もない時にこれらのデートに誘われたら、避けた方が無難です。
【体あり定期】
パパ活で最も稼げるのは、定期的にパパと会う約束をする定期契約です。
中でも、パパと大人の関係をもつ体あり定期は、月30万円以上のお手当をもらっている女性も少なくありません。
体あり定期は、金額に最も差が出やすいパパ活です。長くパパと関係を続けていたり、毎日忙しいパパの悩みを上手に聞いてあげたりと、パパへの貢献度が高ければ、お手当は平均よりもずっと高くなります。
例えば40代女性の体あり定期の平均は10万円程度ですが、中には高級マンションに住まわせてもらって月に100万円以上のお手当をもらっているという人もいます。
昔よりも相場が下がっている原因
近年、パパ活は相場が下がってきていると言われ、以前よりも稼ぎにくくなりました。
稼ぎにくくなった原因はコロナウィルスの感染拡大によるもの。パパ=男性が減っているのに、パパ活を希望する女性が増えすぎてしまったため、需要と供給のバランスが崩れてしまったことが大きな要因の一つに挙げられます。
2019年に中国で発見されてから、世界中に広がってしまったコロナウィルス感染症(COVIT-19)。
その影響で、多くの女性が失業したり、副業がなくなってしまったりと、収入が減少する原因にもなりました。
特に飲食を伴うクラブやスナックなどのいわゆる水商売の女性や、男性との接触が多い風俗の女性は、これまで稼げていた部分をパパ活で補おうとしています。
一方で、これまではパパとして女性を支えていた男性も、コロナの影響で大きく収入が減ってしまったため、パパを続けられなくなったという人も少なくありません。
さらに、パパの中には重要なポストにする人が多いため、不用意な外出や人との接触をすることができず、パパ活をすることができなくなっているのです。
しかし、コロナ禍はいつか終わるもの。最近では少しずつ社会も動き出しており、パパ活市場も次第に活発になりそうです。
初心者でもできるパパ活のやり方
それでは、いよいよパパ活に挑戦してみましょう。パパ活をするためには、次のようなステップでパパと出会う必要があります。
パパ活アプリに登録
パパと出会うのは、アプリやパパ活サイトを利用するのが一般的。
インターネット上には様々なマッチングサービスがありますが、パパを探すのなら、シュガーダディやペイターズなど、パパ活を専門にしているサービスを利用するのがおすすめです。
パパ活専門のサイトでなくても男性と出会うことはできますが、パパ活の内容を理解していない人も多いため、おすすめできません。
どのサイトであっても、指示通り順番に登録していけば簡単に登録することができます。
様々なアプリやパパ活サイトの登録方法などはこちらから各記事をご覧ください。
お相手を探してメッセージ
パパ活専門のアプリやサイトに登録したら、相性のよさそうな人とメッセージを交換する必要があります。
サイトには、パパのプロフィール一覧が載っているので、気になるパパが見つかったら自分からメッセージを送ってもかまいません。
逆に、プロフィールを充実させておくと、相手からお誘いのメッセージをもらえることもあります。
パパ活では顔合わせまで進んで初めてお手当がもらえるので、メッセージのやり取りはとても重要になります。
パパ活デート
パパとマッチングができたら、いよいよパパ活スタートです。
最初はパパとの顔合わせを行います。30分程カフェなどで話して相性がよければ、デートの約束をします。ここでお手当や条件の交渉をしておくと、今後スムーズにパパ活を行うことができます。
パパ活をすることでパパ活女子が失うもの
パパと楽しいデートをして、普段自分ではできない非日常の特別な体験ができて、さらにおこづかいまでもらえてしまう。
パパ活はとても魅力的ではありますが、その反面、失ってしまうものもいくつかあります。
金銭感覚
パパ活が軌道に乗ると、生活が大きく変わってしまいます。例えば、普段は1日千円程度の食費で済ませていても、パパと銀座でディナーを食べると何万円もするディナーを味わうことができます。
パパと共に過ごす時間だけを特別なものと考えられれば良いですが、それが日常化してしまうと、金銭感覚がマヒしてしまいます。
一般の仕事
パパ活では、短時間で大きな収入を手にする可能性があります。
例えば、2時間のデートで食事をしただけで1万円をもらったとすると、時給に換算すれば5千円にもなります。一方、通常のアルバイトでは、1時間千円程度。
これらを比較して10万円になるまでの時間を計算してみると、
- パパ活:20時間
- アルバイト:100時間
となり、圧倒的にパパ活の方が短時間で多く稼げてしまうことがわかります。
そうなると、普通にがんばって仕事をするのがばかばかしくなってしまい、パパ活で稼げなくなると破綻してしまう可能性もあります。
自分自身の体
30代・40代のパパはもちろん、高齢であっても男性は女性と体の関係を望んでいる場合がほとんど。付き合いが長くなるとパパに好意を持ってしまい、大人の関係になってもいいかな……と思うかもしれません。
また、毎回パパを探してデートをして、というのを繰り返していると、もっと効率的に稼ぎたくなり、最初から体の関係OKにしてしまうかもしれません。
そうなると、自分の2倍、3倍の年齢の男性と体の関係を持つことになります。好きでもない相手を複数相手にしていると、肉体的にも精神的にも負担になってしまいます。
友人や知人
自分から積極的にパパ活をしていることを話す人は少ないですが、何かのきっかけでバレてしまうと、どうしても良いイメージは持たれなくなってしまいます。
特に相手がパパ活を理解していない人の場合、「売春をしている」「風俗で働いている」と思われて、友人・知人を失ってしまうかもしれません。
パパ活の体験談から分かる実態と注意点
パパ活は、いいことばかりではありません。
中には詐欺にあったり「地雷パパ」と呼ばれる危険なパパに遭遇したりと、トラブルに合う可能性もあります。実際にパパ活で遭遇した人の体験談から、注意点を確認してみましょう。
例:やり逃げされた
「拡散希望!Love&で会った〇○(実名)と名乗る男、ヤリ逃げなので気を付けてください!#パパ活 #ヤリ逃げ」
「シャワー浴びている間に逃げられた…やっぱりお手当先にもらってないとダメだ(号泣)」
男性の中には悪意を持って、パパ活のお金を払わない「やり逃げ」をする人もいます。
パパ活の原則は「その場で、前払い、現金で」
特に大人の関係を持つ場合には、絶対に事前にお手当を受け取り、シャワーを浴びる時はお金も持っていくようにしましょう。
例:お会計前に逃げられた・ドタキャンされた
「待ち合わせに着いたことを確認した後、連とれず。ペイターズもすぐに退会。プロフ写真同じでシュガーダディに登録してるから要注意」
「パパ活ではじめて詐欺 (´・ω・`)楽しくごはん食べてたのに、会計前に電話しながらいなくなった……」
せっかくパパと顔合わせの待ち合わせをしても、その場にパパが現れないドタキャンに遭遇することもあります。
さらにひどい場合は、お手当どころかレストランの料金まで払わずに逃げる「食い逃げ」と呼ばれる行為もあります。
どちらも完全に防ぐのは難しいですが、お手当だけでも事前に受け取る、人目の多いレストランを利用するなど、できる限りの対策を打つことが大切です。
ただ、顔合わせのドタキャンには、女性側の盛りすぎた写真に原因があることも。プロフィールの写真は、くれぐれも加工しすぎないように注意しましょう。
業者・勧誘だった
「顔合わせ1、ご飯3、大人5。今だから思う。明らかに業者。高すぎる相場は注意しないと」
「新しいパパと会えると思って行ったら、宗教の勧誘だった件。」
パパ活のSNSには、勧誘を目的にした人も登録をしています。
女性に対しての彼らの目的は、キャバクラや風俗、AVへの勧誘、投資やセミナーなど商品の販売目的などがあります。
残念ながら業者を完全に見分けるのは難しいのですが、明らかに良すぎる条件の提示や、何となく怪しいな……と思ったパパとは会わない方が無難です。
もしトラブルに巻き込まれそうになったら、迷わず警察やアプリやパパ活サイトの運営会社に相談しましょう。
パパ活に関するよくある質問
最後に、パパ活を希望している女性に多い疑問をQ&Aでお答えします。
パパ活するのは気持ち悪い?
残念ながら、世間のパパ活のイメージはよくありません。
しかし、その意見には、嫉妬や呆れからくる場合がほとんど。実際、パパ活女子のどこが気持ち悪いかを尋ねたアンケートでは
- SNSでパパ活を自慢する
- 自分が男性にモテて困ると勘違いしている
- パパからもらったブランド、食べさせてもらった食事などを自慢する
など、女性側の自慢に対しての反発がほとんどでした。
気持ち悪いと思われることが不安なのなら、パパ活をしていることを周囲に話さない、パパからのプレゼントなどを持ち歩かない、自慢になることをSNSに投稿しないなど、自分自身が気を付ければ大丈夫です。
Twitterやインスタでもパパ活できる?
おすすめできません。
パパ活アプリやサイトは、本人確認や年収証明をしていますが、Twitterやインスタにはそれはありません。
すべて自己責任になってしまいます。また、Twitterやインスタは無料で利用できるので、男性側が有料であるパパ活アプリやパパ活サイトの方が高収入男性の確率が高くなります。
トラブル防止のためにも、Twitterやインスタでのパパ活はやめましょう。
パパ活で男性側のメリットはある?
結論から言えば、あります。
男性のメリットは、
- プロではない女の子と恋人気分のデートができる
- 合意があれば、素人の若い女の子と大人の関係になれる
- 自分の都合の良い時に好みの子と遊べる
- 若い女性の夢を応援できる
- 恋人と違って別れるのが難しくない
など。自分の都合で、かわいい女の子と楽しい時間が過ごせるのが、パパになる魅力です。
大人の関係は必須?
必須ではありませんが、希望している男性は多いです。
パパ活は基本、大人の関係はなし、です。
しかし、男性が女性とデートするのは、もしかしたら……という下心があることが大半。もちろん無理にする必要はありませんが、大人の関係を持つとお手当が多くなるのも実情です。
30代や40代でもパパ活はできる?
可能です。
もちろん20代の女性の方を希望している男性も多いですが、30代の女性なら需要こそ少なくなるものの20代と大差なくお手当をもらえることがほとんど。
また、若すぎる女性とは付き合いたくない、もしくは年上の女性の方が落ち着くという男性の場合、40代でも十分に稼ぐことはできます。
大切なのは年齢よりも、パパをいかに楽しませるか、どれだけ自分を磨くことができるか、です。
おすすめのパパ活アプリは?
そこで、私がおすすめするパパ活アプリを3つご紹介します。
こちら3つのアプリを簡単にご説明します。
シュガーダディ

引用:https://sugardaddy.jp/
シュガーダディはハイクラスな男性が多いパパ活専門サイト。
アプリと違って、証拠が残らないWebサービスのみのであることも特徴の一つです。
カレンダー機能を搭載しており、場所や日時で相手を探すことができます。
\人気の老舗マッチングサイト/
シュガーダディ公式サイト
ペイターズ

引用:https://matching-affi.jp/link.php?i=pgpq0ovbhq0g&m=mh3wi5hhvwrh
女性が立ち上げたサイトで、安全性が高いパパ活専門アプリ。女性側のプロフィールに将来の夢を書く欄があり、女性を応援したい男性が多く登録しています。
ペイターズの口コミ・評判もかなり高いので登録しておきたいパパ活アプリのひとつです。
\会員数日本一位!!/
ペイターズ公式サイト
ラブアン

引用:https://lovean.jp/lp.html?
ラブアンは比較的新しいパパ活アプリで、マッチングに動画が利用できるパパ活アプリです。顔合わせをオンラインで行うことができるので、スムーズにデートに進むことができるのが魅力です。
\ハイクラスのパパに出会おう/
ラブアン公式サイト
まとめ
相場が下がって来たと言われているパパ活ですが、パパ活アプリやサービスを上手に利用すれば、まだまだ稼ぐことができます。
自分の夢や理想の生活のためという前向きな気持ちがあれば、ぜひこの記事を参考にしてパパ活に挑戦してみてください。
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